ベトナム⑦ – バイクで縦断③(ホイアン・クイニョン・ニャチャン)

ホイアン旧市街でのランタン祭りの様子 旅の記録

クリスマスの朝、特別することもないのでNさんと散髪に行った。
時間があれば手前にあるダナンにも寄ってみたいから午後にはホイアンに向けてフエを出発しなきゃいけないし、既に雨が降っていて観光は諦めた。
大通りにある少し高そうなところに行ってみたがカットとシャンプーで400円くらいだった。
日本だと破格だがベトナムの散髪の相場が分からない。
あまり外国人の客が来ないのか、かなり気合が入っていてお姉さんのシャンプーとマッサージと合わせて2時間以上掛かった。
初めて外国で散髪したが日本の美容室と変わらない満足度だった。400円でこれはすごいし、時給計算するとおかしい。
店を出たときにはもはや昼食を食べる時間も残されていなかったが、折角なのでフエのご当地グルメのブンボーフエを食べることにした。
ブンは米麺、ボーは牛肉という意味でつまりフエの牛肉の麺料理だ。
スープは少し赤みがかって辛くて、ゴロッとした牛肉やつくねみたいなのも入っていてフォーよりもかなり食べごたえがある。

お腹がいっぱいになったところですぐにホイアンに向けて出発した。
フエからホイアンまでの距離は100kmくらいで、午前中に出ていれば昼前には到着できたが出発が遅すぎてダナンの街に着いたときにはもう日が沈んでいて帰宅ラッシュに巻き込まれた。
立ち寄る時間もなかったのでそのままホイアンまで走り抜けることにした。

ホイアン旧市街の川のある中心地
ホイアン旧市街の中心地

翌朝ホステルで朝食を済ませてから世界遺産の旧市街へ向かい、Nさんの友達のフランス人のカップルと合流した。
Nさんとカップルはラオスでハイキング中に出会ったらしく、連絡を取り続けていたらしい。
フランスに来たときは泊まりに来るといいと言ってくれた。
旧市街はカラフルな歴史的建築物の街並みが美しく、観光客で賑わっていた。
街並みを散策してからカフェに寄ったあとオーガニック農業をしているハーブ村へ向かい、そのあとバンブーボートのツアーに参加した。
バンブーボートとは竹で編まれたバスケット状のボートで、それに乗って水路をゆっくりと進むツアーだ。
水路はココナッツ林にあって緑豊かでマングローブみたいだった。

ハーブ村にあるレストラン
ハーブ村のレストラン
バンブーボートツアー
バンブーボートツアー

今日は偶然にホイアンで月に一度開催されるランタン祭りの日で、一度ホステルへ戻ってから夜になってから改めて旧市街へ戻ってきた。
ランタン祭りは満月の日に行われることからフルムーンフェスティバルとも呼ばれていて、新暦では毎年開催日が変わる。
旧市街の街灯は消されて、その代わりにカラフルなランタンとロウソクの灯りだけで街が照らされる。
中心を流れる川では灯籠流しが行われて旧市街全体が幻想的な雰囲気に包まれるという。

夜のホイアン旧市街でのランタン祭りの様子
夜のホイアン旧市街。橋の上も人でいっぱい。

バイクで旧市街に着いたときには観光客でごった返していて駐車場所を探すのに苦労した。
夜の旧市街はカラフルなランタンで美しく彩られていて昼間に同じ場所にいたとは思えないくらいだった。
一番景色が綺麗な川沿いのカフェやレストランはどれもいっぱいで、外れの路地のレストランに入った。

夕飯を終えて4人で改めて川沿いへ行くと道路が水没していてより混雑していた。
連日の雨で水位が上がっていたからか満月だからか、誰も驚いていなかったから多分よくあることなんだろう。

人混みで疲れたのでフランス人のカップルが帰るというのでバイクで彼らの宿まで送っていて俺達もホステルへ戻った。

翌朝朝食にまたバナナパンケーキを食べた。
Nさんとはタイミングが合えば、ホーチミンでまた会う約束をして昼前に宿を出た。

ホイアン滞在中の二日間は幸運にも晴れだったが、街を抜けると直ぐにまた雨が降り出した。
今日の目的地はクイニョンという街でホイアンから300kmだ。
毎度の如く国道1号線を走っていれば到着するが、マップで海沿いの別ルートを見つけたので試してみることにした。
雨は降っていたが海沿いは一号線よりよっぽど景色は良くて、ワインディングも楽しめた。
途中ガソリンスタンドが無くてガス欠でエンジンが止まったが、歩いていたときに声を掛けてくれた人がガソリンスタンドまで引っ張ってくれた。
お礼をしようと思ったのに、スタンドに着いた途端手を降って走り去ってしまった。
かっこいいやつだ。

クイニョンからニャチャンまでの海沿いの道からの景色
クイニョンからニャチャンまでの海沿いの道からの景色

ちょうど夕暮れと共にクイニョンに到着した。
雨が上がったので、外に出て宿の近くの屋台でフォーを食べた。
ハノイ以来に食べた気がするが、久しぶりに食べると美味い。
クイニョンは海辺の街で、近年リゾート開発が進んでいるらしいが、外国人観光客は全く見かけなかった。
夜の街を散歩していると、街にはカフェがいっぱいあって地元の人で賑わっている。
一番空いているカフェでコーヒーを飲んで日記を書いた。
そうしているうちにまた雨が降り出したので、早めに宿に戻ることにした。
ホステルのロビーには様々な国旗が飾られていて外国人観光客が置いていった写真もたくさん貼ってある。
なぜだかその日の宿泊客は俺だけで、ドミトリーを独り占めすることができた。
ここでは今日の一泊のみで、明日はニャチャンへ向かう予定だ。
それにしてもクイニョンとニャチャン、名前がかわいい。

ニャチャンのビーチ沿い
ニャチャンのビーチ沿い。空は曇っているが暑い。

翌日宿を出たときはまだ小雨が降っていたが、街を抜ける頃には曇り空に変わっていた。
体に受ける風が湿っぽく暖かくて、段々と南国らしい気候になってきたことを感じる。
気持ちも晴れてきて朝も昼も食べずに200km走り切り、あっという間にニャチャンの街に着いた。
ここもクイニョンと同じく海辺のリゾートで、たくさんの島やビーチがある。
外資系のホテルも多く、沢山の人が海水浴やサーフィンを楽しでいた。
街を歩く人は外国人がかなり多くて、中でもやたらとロシア人が多かった。
ホステルでもロシア語ばかり聞こえていたし、お店のメニューもキリル文字がよく目に入った。
家族連れや年配の人が多く、ただの観光客ではなく住んでいる人も相当いるんじゃないだろうか。
調べてみるとニャチャンは1940年代に日本軍が進駐し、ベトナム戦争ではアメリカ軍、その後にロシア軍の基地があったようだ。
同じ海岸沿いの観光地でも、昨夜のクイニョンとは対照的な印象を覚えた。

午後からは町外れの有名なお寺を見に行こうかと思っていたが、またバイクに乗るのが億劫になって散歩することにした。
海辺のベンチに座ってゆっくりするだけで十分だ。

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